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恵比寿であちこち

初谷佳名子さんの個展を拝見したあと、恵比寿へ。
恵比寿ガーデンプレイスへ向かいます。
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よく見ると、ミミズクが止まってますね。
偽物ですが(笑)。

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リニューアルした東京都写真美術館へ。
現在開催中の展覧会、拝見したのですが、うーん。
コメントを差し控えたいと思います(笑)。


館内から外に出ると、写美の外壁を飾る、
世界的に著名な写真家さんたちの作品が。

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植田正治さんの作品。
このシリーズ、スタイリッシュです。好きだなあ。

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こちらはロベール・ドアノ―さんの作品ですね。



恵比寿ガーデンプレイスを後にして、てくてく。
「PACIFIC FURNITURE SERVICE パーツセンター」に立ち寄りましてた。
このお店はDIY好きな人に人気です。アメリカの製品が多いかな?

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更にてくてく。けんちゃんのお気に入りの「KAPITAL」さんへ。

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ナチュラルで個性的で着心地の良い服を作っておられます。
いつ見ても、デザインや布の組み合わせなどに驚かされます。
この恵比寿店で教えてもらった「Duffle with KAPITAL」にも
お邪魔しました。

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KAPITALのショップの中でも個性が際立っています。
入口で靴脱いで入ります。
スタッフの方が「アーカイブストア」と呼んでおられるこのショップには
古い商品、一点もの、新しい商品が所せましと。
とにかく品ぞろえがすごいです。
探検をするというか、宝さがしをするというか
いろいろ見つかる、とても楽しいショップでした。

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今日もあちこち面白く。
たくさん歩きました(笑)。
さあて、そろそろ帰りますか。




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by tote-note | 2016-09-25 23:57 | おでかけ | Comments(0)
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【 第2章 技巧を凝らす ―どこまでやるの、ここまでやるか― 】の展示エリアへ。

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《蒔絵螺鈿芝山硯屏》易信 明治 - 昭和時代

硯屏とは硯の前に置く衝立なのだそうで。
幅13×高さ30cmのこの硯屏には木蓮、牡丹、孔雀。下の段には鯉。
とても美しい細工が施されています。
仕上がるまで、どのくらいの時間がかかったことしょうか?
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《蒔絵螺鈿芝山硯屏》易信 明治 - 昭和時代(部分)

裏面(裏と言っていいのでしょうか?)にも、意匠をこらした細かな細工が。

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《色絵金彩鴛鴦置物》宮川香山 明治 - 大正時代

上品な色使い。愛らしい鴛鴦のつがいです。

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《兎文鉢》宮川香山 明治 - 大正時代

白地に白うさぎ。耳の淡いピンクと目の赤が
ポイントになっています。

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《龍文壺》並河靖之 明治時代

七宝の小さな壺(高さ9.3cm)。
蓋つきなのが良いなあ。

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《楓林キジバト文花瓶》林小伝治 明治時代

七宝の花瓶。色鮮やかな紅葉。
花瓶の口やキジバトの足元には連続模様。

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《菊文箱》無銘 明治 - 昭和時代

小さな七宝の箱(縦7.2×横4.8cm)。箱好きとしては、堪りません(笑)。

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《蒔絵螺鈿芝山花瓶》虎爪 明治時代

立体的な螺鈿細工。花瓶に描かれた花瓶。足には獅子の顔が。
アジサイや菊、桔梗などの花々。ザクロもありますね。
芝山というのは技法の名前で。
象牙や貝などを染色しレリーフ状に彫刻し
それを木面や漆面に象嵌するのだそうです。

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《魚五趣根付》藻泉 明治 - 昭和時代

籠の中には魚が5種入っているんです。
サイズはわずか、長さ3.8×高さ1.5㎝。


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《双鳥文手箱》旭玉山 明治 - 大正時代

桐箱。鳥は象牙で。
丸みがあって、温かさを感じます。

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《厳島神社鳥居図壁掛》無銘 明治時代

天鵞絨(ビロード)友禅。
ビロード地に絵画的な友禅染を施した後、
起毛させるなどして、立体感を出すのだそうです。
シックな色合いで、リアルなのですが幻想的。

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《鷺》無銘 明治 - 昭和時代

なんと、竹が使われています。驚きました。
本物の鷺と同じくらいの大きさかな?
存在感があって、動き出しそうに思うほどにリアル。

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《鷺》無銘 明治 - 昭和時代(アングルを変えて)

こちらから見ると、竹だとわかりますね。


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《猫置物》善拙 江戸 - 明治時代

最後に、この猫さんをご紹介。
つやつやでまるまるとしています。木彫です。

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《猫置物》善拙 江戸 - 明治時代(部分)

眼光は鋭く、耳がピンとしています。
猫パンチを繰り出すところでしょうか?
もし触ることができたらなら撫でまくりたい。
そしてこの猫さんに怒られたい(笑)。

このblogでご紹介したのは、ほんの一部です
会場には、魅力的ですばらしい作品がいっぱいです。
技巧に驚き、美しさに魅了され、かわいらしさの虜になり。
これほど素晴らしい工芸作品を生み出された皆さんのことを
誇りに思いました。
多くの方々に、この展覧会へお出かけ頂いて
日本の工芸作品を楽しんで頂きたいと思います。

★「驚きの明治工藝」展 
2016年9月7日~10月30日
※会期中、一部作品の展示替えがあります
東京藝術大学大学美術館→

公式HP→
公式Twitter→

●なお、この展覧会の会期中、会場内は原則撮影自由
(ただし、一部撮影不可)となる予定だそうです。
『会場内で撮影された画像をTwitterやInstagramで、
ハッシュタグ入りでポストしていただけると、公式サイト上などで
紹介されるような仕掛けづくりを考えております。』とのことです。

●公式図録、買いました。
台湾の「宋培安コレクション」から「驚きの明治工藝」展に出品される
日本の工芸作品の名品全131点をカラー写真で完全収録。
今回の展覧会に出品されない象牙彫刻10点も参考図版として収録。
A5変形のコンパクトなサイズで、プレゼントにも良いなと思いました。



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by tote-note | 2016-09-06 23:50 | art | Comments(0)
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東京藝術大学大学美術館で、明日より開催される「驚きの明治工藝」展の、
特別内覧会に参加させて頂きました。

明治時代、日本の工芸は海外の技法を取り入れていきます。
それまでの伝統の技に、新しい技が加わり
表現する力が強くなり、芸術性が高まっていきました。
万国博覧会への出品では、欧米の人々を魅了し驚かせ、賞賛を得ました。
超絶技巧を凝らした作品が、数多く作り出されたのが明治時代でした。

本展では、台湾のコレクター・宋培安さんのコレクションから、
日本の工芸作品の名品の数々約130点をご紹介(主に明治時代の作品を中心に)。
中でも、「自在置物」(動物や魚などの生物を写実的に模して作られていて
関節・体節を本物のように動かすことができる作品。金属製)は約20点が展示されていて、
それは史上最大の種類と規模であるそうです。
金工、漆工、陶芸、彫刻、染織など様々な工芸作品が
第1章と第2章とに分かれて展示されています。

まず【 第1章 写実の追求 ―まるで本物のように― 】
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《自在龍》宗義 明治 - 昭和時代

入口で迎えてくれたのは、全長約3mの鉄製の龍。
この「自在龍」は、世界最大の自在置物なのだそうです。
天井から吊りさげられていて、宙を飛んでるよう。
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《自在龍》宗義 明治 - 昭和時代(部分)

シルエットもかっこいいですね。いろいろな角度から楽しめます。


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《自在蛇》明珍宗春 江戸時代

精巧に作られた蛇。
ぐねぐねとした形、とてもリアルです。
私の母は蛇が大嫌いなので
この作品を見たら、飛んで逃げると思います(笑)。

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《自在蛇》明珍宗春 江戸時代(部分)

ちょっとシンゴジラみたい?
コマ撮り動画「じざいヘビ、にょろニョロ」が公開されています→
この《自在蛇》を東京藝術大学の方々が「コマ撮り動画」の手法で動画化されたもの。
会場内でも、この動画が放映されていました。

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《自在鯉》宗一 明治時代

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《自在鯉》宗一 明治時代(部分)

ひげもありますよ。

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右《自在鯱》無銘 江戸時代、左《自在龍》無銘 江戸時代



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《自在鯱》無銘 江戸時代

ユーモラスな表情をしていますね。
どっしりとした重みが感じられ。
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《自在鯱》無銘 江戸時代(部分)

頭でっかちなところがかわいらしいですが、
しっかりと魔物から守ってくれそうです。
いろんなアングルから撮ってみると、面白いですね。

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《自在龍》無銘 江戸時代

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《自在龍》無銘 江戸時代(アングルを変えて)

なんだかお茶目です。後ろ足がかわいい。

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《自在龍》明珍清春 江戸時代

龍の隣に、さらに小さな龍(長さ36cm)。
小さいながらも勇猛です。
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《自在龍》明珍清春 江戸時代(部分)

尾っぽが握ってるのは剣でしょうか?

自在置物はこの他に、烏、伊勢海老、蟹、ヤドカリ、蝉、トンボなど。
お子さんたちにも、人気が出そうに思います。

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《瓦上の雀置物》好山 明治 - 昭和時代(部分)

ぴんと立てた尾っぽがかわいい。
鉄や銅、銀などを用いて制作されています。

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《指月猿香合》藻晃 明治 - 昭和時代

月を指さす猿。
とても小さな木彫の作品(指先までの高さは15.5cm)。

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《春日 竹に蜥蜴》宮本理三郎 昭和時代

美しいとかげ。木彫です。

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《羽衣》北村四海 明治 - 大正時代

横から見たときの、この流れるような身体のラインが
とてもきれいでした。

このコレクションを所有されている、コレクターの宋さんは
今回の展覧会の開会式で、「美しい作品が人々に知られる事がなく
隅に置かれている事に気がつき、私はこれらの作品と作者に、
『いつの日か輝きを取り戻し、あるべき場所で地位を確立させる』と約束した。
今日はこの約束を果たす事が出来たのだ。この作品達はやっと日本に里帰り出来た」と、
おっしゃったそうです。



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by tote-note | 2016-09-06 23:32 | art | Comments(0)
良く晴れて、とてもきれいな空の色。
けんちゃんと南青山をてくてく行きます。

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プラダのビル。いろいろに撮ることができて
面白い建物です。
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プラダのお向かいの建物にあったお店の
ショーウィンドウ。
このバッグ、クッキーモンスターに見える(笑)。
なぜか、置かれていた黄色のロープ。
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VIA BUS STOPとかが入っている建物。直線がいっぱい。
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と、あちこち気を取られながらも、根津美術館に到着。
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お庭の緑が美しいです。
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一階の、このスペースの展示品のみが撮影が可能とのこと。
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時代も作風もいろいろあって
個性的ですね。
穏やかだったり、にこやかだったり。

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仏像を拝見してから、現在開催中の
「はじめての古美術鑑賞~絵画の技法と表現」の会場へ。
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この展覧会では、日本の絵画の技法や用語が、
根津美術館所蔵の作品を例にとって、解説されています。
技法や用語の解説(パネル)が、絵画とセットで展示されているので
とてもわかりやすいです。
例えば「たらしこみ」について。これは「墨や絵の具が乾ききらないうちに、
より多く水を含んだ墨や絵の具を加える」技法です。
展示されていた「四季草花図屏風」喜多川相説筆では、
葉の部分に、この技法が使われていました
(根津美術館のサイトにて、展示作品が数点紹介されています→)。
「金雲」「白描」「截金」「裏箔」「繧繝彩色」などなど。
いろいろと憶えていきたいですね。
今後、日本の絵画を見るときに、技法は何が使われているのかにも
注目しようと思います。

テーマ展示(展示室2~6)も拝見。
古代中国の青銅器や茶道具の名品など。
特別ケース展示の宝飾時計は、以前母と拝見した際に
母が欲しいと言ってた煌びやかな時計(本気で欲しいとは言ってないです。笑)。
と、様々な展示品を拝見していて、気が付くと外は雨。
小やみになるのを見計らって、美術館を後にしました。

★はじめての古美術鑑賞~絵画の技法と表現
開催中~2016年9月4日
根津美術館→



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by tote-note | 2016-08-20 23:42 | art | Comments(2)
※会場内での写真は主催者の許可を得て撮影したものです。

カサットと同時代の女性画家の作品も展示されています。
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壁面、右から〈お茶の時間〉マリー・ブラックモン 1880年 プティ・パレ美術館
〈画家の妹ジャンヌ・ゴンザレスの肖像〉エヴァ・ゴンザレス 1869~70年頃 個人蔵
〈バラ色の服の少女〉ベルト・モリゾ 1888年 東京富士美術館蔵
手前 〈ジョージ・ムーア〉メアリー・カサット 1880年頃 ウィリアムズ・カレッジ美術館蔵

カサットは浮世絵に関心を持ち、影響を受けていたそうです。
女性の日常生活を描いた10点組の多色刷り銅版画(25部限定で制作されたもの)は、
近代版画の傑作とされています。
浮世絵の「揃物」にならって、セットものになっています。

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右から〈午後のお茶会〉メアリー・カサット 1890~91年 ブリンマー・カレッジ蔵
〈母の愛撫〉メアリー・カサット 1890~91年 アメリカ議会図書館蔵
〈母のキス〉メアリー・カサット 1890~91年 アメリカ議会図書館蔵
〈沐浴する女性〉メアリー・カサット 1890~91年 ブリンマー・カレッジ蔵

私がカサットの作品に出合ったのは、かなり昔のことで。
何かの展覧会に出品されていたのか、
それとも、雑貨屋さんなどで見つけたのか、憶えていないのですが
とても気に入って買った一枚の絵ハガキ。
カサットのこの10点組のひとつ「沐浴する女性」です。
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右から〈沐浴する女性〉メアリー・カサット 1890~91年 ブリンマー・カレッジ蔵
〈仮縫い〉メアリー・カサット 1890~91年 アメリカ議会図書館蔵

鏡にちらりと映る顔、半裸の女性のさらりとした色気。
立体感をつけない、フラットな画面。
縦縞や敷物の色使い。
大好きな作品です。

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ここで略歴を、覚書として。

メアリー・カサットは1844年、アメリカのペンシルヴァニア州ピッツバーグ近郊生まれ。
父親は成功した株式仲買人。幼少時、一家でヨーロッパを旅する。

1865年、画家になることを父に反対されつつもパリへ。
1870年、5月にサロン入選するも、7月に普仏戦争が勃発、アメリカに帰国。
1871年、ピッツバーグ司教からの依頼(イタリア宗教画の模写)を受け、ヨーロッパへ。
1877年、ドガから印象派展への出展を勧められる。
カサットの両親と姉リディアがフランスに永住するため、到着。
母と姉を看病する。家族をモチーフに描くようになる。
1879年、印象派の展覧会に参加。1886年まで積極的なメンバーであった。

1880年代 フランスで高名な画家となる。
姉リディアの死のショック。両親の看護、介護。
1890年代 カサット、最も多忙な時代。

1911年、白内障と診断される(他にリウマチなども)。
1913年、ルイジーヌ・ハブマイヤーの女性参政権活動を支持する。
視力の衰えが進むが、パステル画の制作をする。
1917年、ドガ没。カサットはその遺産管理を手伝う。
1926年、82歳でカサット逝去。
〈クロシェ編みのお稽古〉(1913年)がカサットの最後の作品。

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右〈果実をとろうとする子ども〉メアリー・カサット 1893年 ヴァージニア美術館蔵
左〈花咲くプラムの木〉カミーユ・ピサロ 1889年頃 
 姫路市立美術館蔵(國富奎三コレクション)


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右から〈女性と子ども〉メアリー・カサット 1900年頃 ロサンゼルス郡立美術館蔵
〈ジェニー・カサットと息子ガードナー〉メアリー・カサット 1895~96年 ニューアーク美術館蔵
〈ジェニーと眠そうな子ども〉メアリー・カサット 1891~92年 テラ・アメリカ美術基金蔵 


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右〈温室にいる子どもと母親〉メアリー・カサット 1906年 ニューオリンズ美術館蔵
左〈母親とふたりの子ども〉メアリー・カサット 1905年頃 
ウエストモアランド・アメリカ美術館蔵

カサットと言えば、母と子を描いた作品ですね。
バラ色の頬をした、ふくふくとした子どもと
愛情あふれる母親の姿。

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左側の壁面、右から〈母親とふたりの子ども〉メアリー・カサット 1905年頃
ウエストモアランド・アメリカ美術館蔵
〈赤い胴着の女性と赤ん坊〉メアリー・カサット 1901年頃 ブルックリン美術館蔵
〈マリー=ルイーズ・デュラン=リュエルの肖像〉メアリー・カサット 1911年
公益財団法人吉野石膏美術振興財団蔵(山形美術館に寄託)


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右から〈赤ん坊の背中〉メアリー・カサット 1890年 アメリカ議会図書館蔵
〈靴下〉メアリー・カサット 1890年 アメリカ議会図書館蔵
〈休息〉メアリー・カサット 1890年頃 アメリカ議会図書館蔵


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右から〈母と子〉メアリー・カサット 1901~02年 個人蔵(デイヴィッド・ニシンソン氏協力)
〈ソファに腰掛けるレーヌとマーゴ(no.2)〉メアリー・カサット 1902年頃 アメリカ議会図書館蔵
〈クロシェ編みのお稽古〉メアリー・カサット 1913年 個人蔵

カサットの才能、その意志、愛情、そして人生。
ここでご紹介した作品は一部です。
ご紹介したい素晴らしい作品は、まだまだたくさん。
油彩だけではなく、パステルで描かれた作品や版画を
数多く見ることができ、嬉しかったです。
図録を買って、大事に持ち帰りました。
横浜美術館の皆さま、ありがとうございました。
これだけ多くのカサット作品が集まった展覧会、貴重だと思います。
ぜひぜひ、たくさんの方々にご覧頂きたいと思います。

★メアリー・カサット展
2016年6月25日~9月11日
開館時間 10:00~18:00(入館は17:30まで)
※2016年9月2日は20:30まで(入館は20:00まで)
木曜休館(ただし8月11日は開館)
横浜美術館→

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by tote-note | 2016-07-02 23:54 | art | Comments(0)
今日は横浜へ出かけました。
メアリー・カサット展の夜間特別鑑賞会に
参加させて頂くことになったからです。
この日を心待ちにしておりました。
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受付の後、レクチャールームで
事務局の方からご挨拶がありまして。
今回参加されたみなさん、全部で何名おられたのかな
(100名以上だと思うのですが、、、不明です)?
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その後、展覧会会場へ移動して
横浜美術館主席学芸員・沼田英子さんによるギャラリートーク。

※会場内での写真は主催者の許可を得て撮影したものです。
また撮影及びblog、SNSでの紹介の仕方に関しては、注意事項があり、
それに沿って撮影をし、ご紹介させて頂きます。

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以下は、ギャラリー・トークでの沼田さんのお話から、特に印象に残ったこと
(聞き書きのメモからなので、おっしゃたことばそのままではありません)。

〈刺繍するメアリー・エリソン〉
肖像画であるが、刺繍をしている様子を描くということが
風俗を描いていることにもなっている。
当時、刺繍が流行していた。

〈桟敷席にて〉
描かれた場所は、コメディ・フランセーズ(フランスを代表する王立[後に国立]の劇団。
その劇団が本拠としているパリのパレ・ロワイヤルにある劇場の名称でもある)か?
女性の服装が長袖、首が詰まったデザイン、華やかではない、ということから
男性の視線を意識しておらず
「(男性に)見られに来たのではなく、(劇を)見に来たのだ」という意思表示。
流行していた黒いドレスを着ている。
当時、女性は観劇などの折、男性の視線を意識して
着飾り、胸元の開いたドレスなどを着ていた
(この作品の隣にある〈扇を持つ夫人[アン・シャーロット・ガイヤール]〉のように)。

〈眠たい子どもを沐浴させる母親〉
全体はスケッチ風。母親の右手にフォーカスが当たっている。
母親の手は休まず、働いている。

〈浜辺で遊ぶ子どもたち〉
海や背景はざっくりと。主役は子供たち。
カサットは、この二人の子供に、亡くなった姉と自分を
重ね合わせているのではないか?

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ギャラリートークの後は、閉館まで
自由に鑑賞することができる時間となります。
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左壁面〈バルコニーにて〉メアリー・カサット 1873年 フィラデルフィア美術館蔵

メアリー・カサット展は日本では35年ぶり。
この展覧会では、カサットの人生を紹介するとともに
初期から晩年までの作品、約100点を展示。
第1章「画家としての出発」、第2章「印象派との出会い」、
第3章「新しい表現、新しい女性」という構成。

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右〈浜辺で遊ぶ子どもたち〉メアリー・カサット 1884年 ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵
左〈庭の子どもたち(乳母)〉メアリー・カサット 1878年 ヒューストン美術館蔵


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右〈桟敷席にて〉メアリー・カサット 1878年 ボストン美術館蔵
左〈扇を持つ夫人(アン・シャーロット・ガイヤール)〉
メアリー・カサット 1880年 個人蔵


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右〈アレクサンダー・J・カサット〉メアリー・カサット 1880年頃 デトロイト美術館蔵
左〈青い夜会服を着てタペストリー・フレームの前に座るアレクサンダー・J・カサット夫人〉
メアリー・カサット 1888年 アデルソン・ギャラリー協力


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右〈タペストリー・フレームに向かうリディア〉メアリー・カサット 1881年頃 
フリント・インスティテュート・オブ・アーツ蔵
左〈ロバート・S・カサット夫人、画家の母〉メアリー・カサット 1889年頃
デ・ヤング、サンフランシスコ美術館蔵


カサットは版画作家でもあります。
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右から〈編み物をするカサット夫人、横顔〉メアリー・カサット 1882年頃 アメリカ議会図書館蔵
〈読書をするリディア、右向き〉メアリー・カサット 1881年頃 アメリカ議会図書館蔵
〈【暖炉の前で】のための素描〉メアリー・カサット 1880~82年頃 
アデルソン・ギャラリー及びマーク・ローゼン・ファイン・アート協力
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by tote-note | 2016-07-02 23:28 | art | Comments(0)
何度かその作品をテレビで拝見して
ぜひ、実物の作品を拝見したいと、けんちゃん共々思っていた
高島野十郎さんの作品展が、目黒区美術館で開催中です。
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「没後40年 髙島野十郎展―光と闇、魂の軌跡」と題された展覧会には
代表作「からすうり」や「けし」、「すいれんの池」。
静物画、風景画、「蝋燭」や「月」の連作、と約140点の作品が並びます。
野十郎さんは、独学で油彩の技法を研究し、
美術の会派や団体などに所属することなく
写実的で、かつ独創的な作品を描き続けました。

「からすうり」はオレンジ色のカラスウリ、枯れた葉やつる。
それと、名前の分からない小さな濃紺の実の植物。
それらが吊るされた壁には、うっすらと影。
カラスウリには思わず触れたくなる立体感があり。
カラスウリの実の位置、どのくらいの時間をかけて考えたのでしょうか?

けんちゃんが野十郎さんの作品で
最も見たかった作品が「蝋燭」の連作です。
ほとんどがサムホール (約25×16㎝)に描かれています。
小さな画面に描かれたロウソクは、太さや火の大きさは様々。
壁と台とロウソクだけの画面です。
ゆらめく炎をじっと見つめていると、心に何か浮かぶようです。
「蝋燭」の連作が展示されたコーナーでは
火の温かみを感じ、蝋が溶けるにおいがしそうでした。
この「蝋燭」の連作は、生前、展覧会などで発表することなく
販売されることもなく、野十郎さんから大事な人たちへ
感謝の気持ちを込めて描かれ、手渡されたのだそうです。

リアル過ぎる細密な絵というものが
正直なところ、私は苦手です。
リアルさだけを目指された作品は、息が詰まるようで。
半ば、恐怖を感じてしまいます。
野十郎さんの作品は
緻密でリアルであるのですが
描いたもののその向こうを描いているような。
クールですが、あたたかさもあり。神秘的であったりもします。
「桃とすもも」という、静物画では
桃の愛らしさ、重み、手触りが伝わってきます。
本物以上の存在感です。
そして器や壁、敷物の模様。色使いに感嘆します。
何やら、壁に掛けられたものがあります。
ヒスイの玉だそうですが
この位置にあるのと、ないのとでは大違いです。
作品のどこを見てもすばらしく、楽しめます。
ひとつの作品の中だけでも、そうなのです。
この展覧会を、ぜひぜひ、多くの方に見て頂きたいと思います。

高島野十郎展のサイトで
たくさんの作品が紹介がされています。→

本展の企画制作をされた福岡県立美術館の
「野十郎通信」でも、数多くの作品が紹介されています。→

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作品を堪能して、美術館内の喫茶コーナーでひとやすみ。
チケットにはカラスウリが。
ゆっくりと拝見したいなと思い、図録を買いました。
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けんちゃんは図録よりも図版が大きな、作品集を買いました。

目黒区美術館に隣接する区民センターのプール。
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目黒区美術館は「目黒駅」から徒歩10分
「中目黒駅」からだと徒歩20分です。

★没後40年 髙島野十郎展―光と闇、魂の軌跡
2016年4月9日~2016年6月5日
目黒区美術館→



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by tote-note | 2016-04-16 23:56 | art | Comments(0)
練馬区立美術館へ出かけました。
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国芳イズム―歌川国芳とその系脈展、開催中。
洋画家の悳俊彦さんのコレクションから、国芳の代表作や希少作を。
また、国芳一門(河鍋暁斎、月岡芳年など)の作品や
国芳の後継者の作品、合わせて230点の展示となります。
その内、国芳の作品は100点だそうです。

役者絵「通俗水滸伝」では
迫力満点の場面が描かれています。
本展のちらしに使われている「子供遊土蔵之上棟」では
子供たちが鳶や大工になって、建物の木組みで働く様子が
描かれており。それぞれ異なるポーズと表情。
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なお、本展のチラシは5種類もあるそうです。

国芳は鳥や動物、魚なども多く描いていますね。
吉原の遊女とお客をスズメに変えて描いた「里すゞめねぐらの仮宿」は
一羽一羽(一人一人?)描き分けがされていて、見ていて飽きることがありません。
そして国芳と言えば、猫ですね。
猫好きで有名な国芳のもとには、いつも猫がおりました。
時には十数匹。亡くなった猫のための位牌や仏壇、過去帳もあったそうで。
絵に猫が登場していると、にんまりしてしまいます(笑)。

人物、動物以外に妖怪、ドクロなど。
当時の子供たちは、こういった作品にドキドキしたでしょうね。
だまし絵、落書き風に描かれた絵もありました。
大胆な発想、造形の面白さ、細かい描写、
見る人を惹きつけてやみません。
芳年、暁斎の作品も見られて、良かった。

浮世絵は、できるだけ近づいて拝見したいもので。
この日の会場は混雑しておらず、ゆっくり見ることができました。
2011年に開かれた「没後150年歌川国芳展」の
分厚い図録を持っているので、今回は図録を我慢(笑)。

この美術館に隣接する「美術の森緑地」には、いろいろな動物が。
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20種類・32体いるのだそうです。
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可憐な桜が咲いてました。
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★国芳イズム―歌川国芳とその系脈 武蔵野の洋画家 悳俊彦コレクション
2016年2月19日~4月10日
練馬区立美術館→


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by tote-note | 2016-04-08 23:48 | art | Comments(0)

世田谷美術館へ

けんちゃんが、最近TVで見た向井潤吉さんの作品に心惹かれてまして。
実際の作品を見てみたいということで、向井潤吉アトリエ館に伺いました。
世田谷美術館の分館になります。
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向井さんがご家族とお住まいだった建物で
お庭には欅やクヌギなどの樹木が植えられています。
小さなお地蔵さんがおられました。
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向井さんは、かやぶき屋根の絵を数多く描かれていて
今では失われた風景を、その作品の中で見ることができます。
今回は「西日本紀行」と題され、関西や九州を旅して描かれた
民家の作品が展示されていました。
日本のちょっと昔の風景。季節ごとに変わる自然があり、人の暮らしがあり。
その情緒あふれる作品には、お人柄がよく表れているように思いました。
次回は「水辺の情景」2016年4月2日~7月24日の期間で
川辺や海辺での暮らしを描いた作品の展示だそうです。
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続いて、私は世田谷美術館へ。
けんちゃんはその間、一休み。
途中、通りの草地で小鳥を発見。
どこにいるか、わかりますか?
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真ん中あたりです。
ちょっと拡大。
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わかりにくいかな(笑)?
なんていう鳥なのかな?じっとしていたので
気がかりでした。

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「ファッション史の愉しみ~石山彰ブックコレクションより」を開催中です。
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このポスターを見て、これは行かなきゃと思ったんです(笑)。
16世紀~20世紀初頭のファッション誌や
ファッション・プレートと呼ばれる版画、
服飾史の研究書物と、神戸ファッション美術館が所蔵する
同時代の衣装が展示されています。
会場はかなり混雑していました。
なんとなく、息苦しさがあったのは
花粉症(ソメイヨシノが咲くあたりでひどくなります。
杉ではなく檜花粉アレルギー?)のせいでしょうか?
目も頭も重く、あまり集中できずに、わりと早めに出てきてしまいました。
じっくり見たかったんですけどね。
きれいな図版がいっぱいの図録を買ったので、おうちでゆっくり眺めます(笑)。

花粉症、鬱陶しいなあ。
けんちゃんも杉かその他のか、アレルギーがあるようで。
春は桜やいろんな花が咲いて、素敵な季節なんですけどね。

★向井潤吉 西日本紀行
2016年2月6日~3月21日
世田谷美術館分館 向井潤吉記念館→

★ファッション史の愉しみ~石山彰ブックコレクションより
2016年2月13日~4月10日
世田谷美術館→


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by tote-note | 2016-03-20 23:38 | art | Comments(0)
奈良美智さんの立体作品、陶芸など。
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このバナナは、フリードリッヒ・クナスさんの「スターライト・ウォーカー(星明りの散歩)」。
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この女性の立体は木彫だったような?
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悪魔かな?スターウォーズに出てきそうな(笑)。
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狛犬さんと獅子さん、集合。後方にgroovisionsのchappieたちがいますね。
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いいなあ、狛犬さんと獅子さん。わたしもコレクションしたい(笑)。
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器も展示されています。
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とにかく展示数が多くて、多種多様です。
じっくり一点づつ見ていると、時間はどんどん過ぎていくでしょうね。
非常に面白かったです。

企画展のチケットで、横浜美術館コレクション展にも
入ることができるのでぐるっと観ました。
※一部を除いて、撮影OKでした。
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こちらの展示も見ごたえがありました。
モローの作品が数点展示されていてラッキー。
帰宅してから、けんちゃんがwebチェックしていたら
村上さんのコレクション展で、私たちが見逃してしまった
エリアがあったようです。
惜しいことをしました(笑)。

なお、この展覧会の図録は現在予約受付中で。
6月発売予定だそうです。→

★村上隆のスーパーフラット・コレクション ―蕭白、魯山人からキーファーまで―
2016年1月30日~4月3日
横浜美術館→


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by tote-note | 2016-02-28 23:42 | art | Comments(0)

あちらへ、こちらへ、とてててと。


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