ニコライ堂と国立西洋美術館~その2

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国立西洋美術館へやってきました。
「クラーナハ展」開催中です。

ルカス・クラーナハ(Lucas Cranach der Ältere)は
1472年生まれ。
北方ルネサンスを代表するドイツの画家で
息子も同じ名前で画家。
そのため、「ルカス・クラーナハ (父)」 と表記されることが多いようです。

クラーナハは50年間、ザクセン公国の都ヴィッテンベルクで宮廷画家として活動。
また、時代に先駆けて大規模な絵画工房を開設、運営し
息子のルカス・クラーナハや弟子たちと共同で、
1000点にも及ぶ数の絵画を制作。人気を博しました。

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クラ―ナハの作品で、思い浮かべるのは
《ホロフェルネスの首を持つユディト》。
この展覧会で、メインヴィジュアルに使われている作品ですね。
今回、3年に及ぶ修復を終えての展示だそうです。

旧約聖書の外伝に描かれた物語に登場するユディト。
敵将、ホロフェルネスを殺し、イスラエルを救ったとされる英雄的な女性です。
ホロフェルネスの首に手をかけ、剣を構えたユディト。
殺された人物の表情、生々しい首の断面。
恐ろしい情景です。
それなのに、ユディトと言えば
頬が紅潮してるように見え誇らしげ。
柔らかそうな長い髪、美しい瞳。
手触りの良さそうな帽子、
大ぶりな首飾り、凝った造りの衣装。
とてもファッショナブルです。
それがまた、恐ろしさをいや増します。
この作品(それが複製であっても)が飾られた部屋では
よく眠れないような気がします。

展覧会のサブタイトルは「500年後の誘惑」。
クラーナハが描く女性は、美しくエロティックで蠱惑的。
独特で奇妙なプロポーションをしていたり。
人であって人ではないような。
そして人を誘い、惑わす瞳。
何かを企んでいる。

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クラーナハは、ドイツにおいて多色刷り木版を
最初に試みた人物であるそうで、版画作品も展示されていました。
クラーナハについて詳しく知りたくなり
図録を買いました。

★クラーナハ展 500年後の誘惑
2016年10月15日 〜 2017年1月15日
国立西洋美術館→
特設サイト→


国立西洋美術館で常設展も拝見。
一部を除いて、撮影がOKです。
数多くの展示作品の中から、少しだけご紹介。

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ぱたんと閉じられるようになっているようです。

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ぷくぷくとしたバラ色の頬のこどもたち。

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明るい色彩の風景画は
心をちょっと晴れやかにしてくれる気がします。

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本館の設計はル・コルビュジエ。
2016年に世界文化遺産に登録されましたね。
特徴としては、二段階の天井構成、室内を散策するためのスロープ、
ピロティ(美術館の入口部分。上の階を柱で支えた外部空間)など。

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この青空。冬の晴れ間はきりっと気持ちよいです。
もうちょっと寄り道して行きましょう。



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by tote-note | 2017-01-11 23:37 | おでかけ

あちらへ、こちらへ、とてててと。


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