「驚きの明治工藝」展特別内覧会へ~その2

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【 第2章 技巧を凝らす ―どこまでやるの、ここまでやるか― 】の展示エリアへ。

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《蒔絵螺鈿芝山硯屏》易信 明治 - 昭和時代

硯屏とは硯の前に置く衝立なのだそうで。
幅13×高さ30cmのこの硯屏には木蓮、牡丹、孔雀。下の段には鯉。
とても美しい細工が施されています。
仕上がるまで、どのくらいの時間がかかったことしょうか?
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《蒔絵螺鈿芝山硯屏》易信 明治 - 昭和時代(部分)

裏面(裏と言っていいのでしょうか?)にも、意匠をこらした細かな細工が。

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《色絵金彩鴛鴦置物》宮川香山 明治 - 大正時代

上品な色使い。愛らしい鴛鴦のつがいです。

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《兎文鉢》宮川香山 明治 - 大正時代

白地に白うさぎ。耳の淡いピンクと目の赤が
ポイントになっています。

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《龍文壺》並河靖之 明治時代

七宝の小さな壺(高さ9.3cm)。
蓋つきなのが良いなあ。

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《楓林キジバト文花瓶》林小伝治 明治時代

七宝の花瓶。色鮮やかな紅葉。
花瓶の口やキジバトの足元には連続模様。

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《菊文箱》無銘 明治 - 昭和時代

小さな七宝の箱(縦7.2×横4.8cm)。箱好きとしては、堪りません(笑)。

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《蒔絵螺鈿芝山花瓶》虎爪 明治時代

立体的な螺鈿細工。花瓶に描かれた花瓶。足には獅子の顔が。
アジサイや菊、桔梗などの花々。ザクロもありますね。
芝山というのは技法の名前で。
象牙や貝などを染色しレリーフ状に彫刻し
それを木面や漆面に象嵌するのだそうです。

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《魚五趣根付》藻泉 明治 - 昭和時代

籠の中には魚が5種入っているんです。
サイズはわずか、長さ3.8×高さ1.5㎝。


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《双鳥文手箱》旭玉山 明治 - 大正時代

桐箱。鳥は象牙で。
丸みがあって、温かさを感じます。

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《厳島神社鳥居図壁掛》無銘 明治時代

天鵞絨(ビロード)友禅。
ビロード地に絵画的な友禅染を施した後、
起毛させるなどして、立体感を出すのだそうです。
シックな色合いで、リアルなのですが幻想的。

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《鷺》無銘 明治 - 昭和時代

なんと、竹が使われています。驚きました。
本物の鷺と同じくらいの大きさかな?
存在感があって、動き出しそうに思うほどにリアル。

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《鷺》無銘 明治 - 昭和時代(アングルを変えて)

こちらから見ると、竹だとわかりますね。


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《猫置物》善拙 江戸 - 明治時代

最後に、この猫さんをご紹介。
つやつやでまるまるとしています。木彫です。

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《猫置物》善拙 江戸 - 明治時代(部分)

眼光は鋭く、耳がピンとしています。
猫パンチを繰り出すところでしょうか?
もし触ることができたらなら撫でまくりたい。
そしてこの猫さんに怒られたい(笑)。

このblogでご紹介したのは、ほんの一部です
会場には、魅力的ですばらしい作品がいっぱいです。
技巧に驚き、美しさに魅了され、かわいらしさの虜になり。
これほど素晴らしい工芸作品を生み出された皆さんのことを
誇りに思いました。
多くの方々に、この展覧会へお出かけ頂いて
日本の工芸作品を楽しんで頂きたいと思います。

★「驚きの明治工藝」展 
2016年9月7日~10月30日
※会期中、一部作品の展示替えがあります
東京藝術大学大学美術館→

公式HP→
公式Twitter→

●なお、この展覧会の会期中、会場内は原則撮影自由
(ただし、一部撮影不可)となる予定だそうです。
『会場内で撮影された画像をTwitterやInstagramで、
ハッシュタグ入りでポストしていただけると、公式サイト上などで
紹介されるような仕掛けづくりを考えております。』とのことです。

●公式図録、買いました。
台湾の「宋培安コレクション」から「驚きの明治工藝」展に出品される
日本の工芸作品の名品全131点をカラー写真で完全収録。
今回の展覧会に出品されない象牙彫刻10点も参考図版として収録。
A5変形のコンパクトなサイズで、プレゼントにも良いなと思いました。



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by tote-note | 2016-09-06 23:50 | art | Comments(0)

あちらへ、こちらへ、とてててと。


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