高野山の名宝展

ミッドタウンのサントリーミュージアムで開かれている
高野山の名宝展」に観に、けんちゃんと出かけました。
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高野山の開創1200年記念の展覧会で
空海さんゆかりの宝物、真言密教の教理に基づく仏像や仏画など
高野山に伝わる至宝の数々を公開。

けんちゃんが特に観たいと言っていたのが
空海さんの自筆の「聾瞽指帰(ろうこしいき)」。
国宝です(展示期間:上巻10/11~10/20、下巻10/22~10/27)。
『儒教を亀毛先生、道教を虚亡隠士、仏教は仮名乞児が語り、
儒道仏三教の優劣を論じ、仏教の妙理を説いている』とのことで。
空海さんの『出家を反対する親族に対する出家宣言の書』でもあるそうで。
その決意のほどが伝わるような、力強い書でした。

私のお目当ては運慶作の国宝「八大童子」。
不動明王に使える童子(眷属)
矜羯羅(こんがら)童子、制多迦(せいたか)童子、恵光(えこう)童子
清浄比丘(しょうじょうびく)童子、恵喜(えき)童子、烏倶婆ガ(うぐばが)童子
指徳(しとく)童子、阿耨達(あのくた)童子。
これまで何度か拝見しているように思うのですが、
高野山では、通常は数年に1度、2体が展示される程度なのだそう。
なかなか勢ぞろいでは拝見できないんですね。

八大童子それぞれ個性的で、すばらしい造形なのですが
私が最も心惹かれるのは、制多伽童子です。
肌の色は赤(怒っているから)。
髪が五つに束ねてあって、どうしてこういう髪型なのかと気になります。
矜羯羅童子と対なのだとか。
運慶作の像は目が美しいですね。
尚、この八大童子は運慶一人で全て制作したのではなく、
運慶監修の下、複数の仏師によって造られたと考えられているとのこと。

展示構成はこちらで→

空海さんによって、唐から密教美術が伝えられて以降
日本で制作される仏教の尊像の種類は、飛躍的に増えたそうです。
高野山へは、けんちゃんが一度行ってみたいと
かねがね言ってるので(私は何度も行ってるのですが)
来年にでも行けたらいいな、と思っています。

ミッドタウン近くで咲いていた椿。
侘助の一種でしょうか?
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小さくてかわいい花でした。
もう椿が咲く頃になったんですね。
私の実家の侘助も咲いてるかな?


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Commented by twinmania at 2014-10-28 00:40
聾瞽指帰は、のちに空海となる当時24歳の若者が、それまで京で舅のもとで学んでいた諸学を捨て、仏門に入る事を宣言した書です。実物を見るのは初めてでしたが、正直、書の達人の代名詞、弘法大師空海の後年の書のような自在な印象はなく、言われなければ私には空海の書とはわからないものでした。

でも、24歳の若者が、1200年後の今も高野山や四国のお遍路に多くの人々を惹きつけている仏の教え、真言密教への第一歩を踏み出す、大きな決断の意志のようなものを目の当たりにすることが出来ました。
Commented by tote-note at 2014-11-06 18:35
24才の頃の空海さん、どんな方だったのでしょうね?
見ごたえのある展覧会でしたね。
来年は、高野山へ行きましょう。
by tote-note | 2014-10-11 23:41 | art | Comments(2)

あちらへ、こちらへ、とてててと。


by tote-note
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