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台北旅行記・二日め~その2国立故宮博物院

夕方、ホテルまでガイドさんが迎えに
来て下さって、故宮博物院へ。
台北旅行記・二日め~その2国立故宮博物院_e0153367_17193411.jpg

故宮博物院は台北の東北部、山の中にあり
約70 ヘクタールの広大な敷地に、
展示館、山水庭園などが作られています。
70万点近くの収蔵品があると、言われているそうですが
常時展示している品は6000~8000点であるとのこと。

チケットは大人ひとり160元。
音声ガイド機を借りて入ります(日本語版あり)。
今回、私たちは「チケット代、ガイド機のレンタル代
夕食、ガイドさんによる説明」がセットになった
オプショナルツアーに参加しました。
ツアーと言っても、私たち二人だけでして。
まず、ガイドさんに説明して頂きながらの見学、
みっちり1時間半くらい。
いつも私たちは、美術館などでは
好きなものだけ集中して見ることが多いので
正直なところ、大変疲れました(笑)。
でも、いろいろと知らなかったことを教えて頂き
面白かったです。

故宮博物院で、最も人気がある展示物は
三階の展示室にあり。周辺には長蛇の列が。
お目当てのひとつは「翠玉白菜」(長さ18.7cm、幅9.1cm、厚さ5.07cm)
台北旅行記・二日め~その2国立故宮博物院_e0153367_1726321.jpg

翡翠を彫って作られた白菜。宝飾品用としては劣る色あいの翡翠なのだそうで
その色をうまく利用して白菜らしく見せています。
葉の上には多産の象徴である、キリギリスとイナゴがとまっています。

そしてこちらは「肉形石」(高さ5.73cm、幅6.6cm、厚さ5.3cm)
台北旅行記・二日め~その2国立故宮博物院_e0153367_17323123.jpg

玉髄という石を彫刻、表層面を染色した作品。
豚の角煮がリアルに表現されています。

他の展示を見て、空いたら見ようと思ってたんですが
いつまでも、列の長さが変わらないので
ミュージアムショップに入ることにしました。
白菜とお肉がいっぱい(笑。大小のミニチュアやキーホルダーなどの小物)。
作品のレプリカ、文房具、衣類等々いろんなものが
並んでいました。

17時半~故宮博物院に併設されている、レストラン「故宮晶華」で夕食です。
台北晶華酒店(ザ・グランド・フォルモサ・リージェント台北)プロデュースのお店。
台北旅行記・二日め~その2国立故宮博物院_e0153367_1752183.jpg

ちょっと時間が早いのは、金土日とても人気で混んでいたため。
こちらで結婚披露宴も行われるそうです。
前菜、ホタテがクレープのような生地を焼いた器に入ったもの(その器は
ぱりぱりしておいしかったです。食べていいのかなあ?と言いつつ。笑)、スープ。
料理名とか何が入ってるとか、不明でごめんなさい(笑)。
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そして、このレストランの名物が。
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あの「翠玉白菜」を模したメニューです。
小さい白菜に、キリギリスの代わりの
小さな海老が乗ってます。
もうひとつ、名物が登場です。
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あの「肉形石」を模してます。
つやつやしてました(笑)。

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台湾の特産物であるカラスミの炒飯の後に
白身魚の蒸し物。
デザートは果物と黒っぽいゼリー(たぶん仙草?)。
全体的にわりとあっさりとしていて
おいしかったです。

食後に三階へ行ってみると、人は少なく。
団体さんたちは夕食へ向かったようで(笑)
翠玉白菜や肉形石の周りも空いていて
小さくて細かな細工の作品を
ゆっくり見ることができました。

特にすばらしく、目を奪われたのが
橄欖核舟」(1737年、陳祖章作)
長さ3.4cmのオリーヴの種から
船が作られています。
扉は開閉し、中には宋代の詩人・蘇東坡がいます。
船底には、その蘇東坡の「後赤壁賦」の
全文300文字が刻まれているのです。

それと、「雕象牙透花人物套球」 (清代末期、作者不詳)という
象牙をくり抜いて作られた球体。
なんと17層になっていて、それぞれの球体は回るんです。
現代では再現不能とのこと。
「雕象牙透花人物套球」も含めて
「台北ナビ」さんにて、いろいろと紹介されています→

この二作品がやってくるかどうか、わからないのですが
今年6月~に東京であの白菜が見られるそうです。
台北 國立故宮博物院-神品至宝-
東京国立博物館 平成館 特別展示室
2014年6月24日 ~ 9月15日
「翠玉白菜」展示期間[6月24日(火)~7月7日(月)は無休、毎日20:00まで特別開館。
※ただし、6月30日(月)、7月7日(月)は特別展会場のみ開館し、総合文化展は閉室。
肉形石は九州国立博物館でのみ、展示とのこと。

再びミュージアムショップに寄って
いくつかお買い物のあと、
ガイドさんに、ホテルへ送って頂きました。
ミュージアムショップでけんちゃんが買ったのは
玉辟邪」(辟邪=へきじゃとは、古代中国の想像上の動物で
邪悪をさけるといわれているそう)のミニチュア2種。
ひとつは消しゴムで、もうひとつはマグネットが仕込まれています。
私は故宮博物院オリジナルのマスキングテープなどを買いました。
見たいなと思っていて
見られなかったものや
もっとゆっくり見たいものなどあるので
東博へ観に行こうかなと思っています。

今日もいろいろと楽しかった(笑)。
明日も盛りだくさんの予定です。


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by tote-note | 2014-03-28 23:46 | 旅行

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